多角化について
多角化についての稲盛塾長の言葉をシェア
多角化が企業発展の要諦なのです。
しかし、多角化はたいへん難しい事でもあります。ひとつの事業を経営するだけでもたいへんなのに、二つも三つも事業を手掛けるとなると、困難の度合いは幾何級数的に増します。
多角化をしようとすると、経営者は遊ぶ時間などまったくもてなくなり、まさに「誰にも負けない努力」を続けることが必要となります。
さらには、集中力を二分、三分して競争相手に立ち向かわなければなりませんので、たいへんな集中力も要求されます。
多角化の方法にはいくつもの方法があります。私は京セラが小さいとき、「事業を伸ばすために、絶対に得意分野にしか手を出さない」と考え、幹部社員にも強調してきました。「飛び石」を打つと、努力も集中力も何分の一かに分散されますので、得意分野で勝負しないことには他の専門メーカーと勝負にならなかったのです。
多角化は困難であり、危険も伴います。しかし、誰にも負けない努力を続ける覚悟があれば、ぜひ挑戦してください。
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