手段の目的化~何を目的に手段を講じるか。
お久しぶりです。いつの間にか11月も早々に終了をむかえつつあります。
10月の末から糀屋本店さんのカリブ海遠征(メキシコ、キューバ、ドミニカ共和国)に
同行させていただいていたこともあり、いつの間にか冬が到来し、年末を迎える印象。
今年の残り日数もドライブ全開で駆け抜けます。
最近、心に留めている事柄がありまして、それは「手段の目的化」についてです。
手段の目的化とは、「もともと、ある目的を実現するために手段を選択したはずなのに、
その手段を実行すること自体が目的化してしまうこと。」 ※ことバンク参照 だそうです。
たとえば、観光客誘致のために地方から都会へPRイベントに参加するとします。
目的は、地元に観光客を連れてくることですが、いつの間にかPRイベントに参加すること
自体が目的となってしまい、最終のゴールを見失てっている様な状態です。
例に挙げるのは失礼な話ですが、B1グランプリを例にとってみると、目的はB1グランプリに
出場し、グランプリを取ることではなく、地元のB1グルメを全国に発信し、地方での盛り上がり
を醸成することだと思います。
メディアで大きく取り上げられるB1グランプリですが、その盛り上がりに比べ、地元の盛り上がり
を考えると手段の目的化という言葉が頭をよぎります。せっかくのチャレンジなので、しっかりと
目的が果たせる様な導線を張ることが必要だと感じます。
わがまち佐伯もごまだしうどん大作戦と銘打って各地でごまだしうどんのPRを一所懸命に続け
ています。(私も一度神戸でのグランプリにお手伝い参戦しました)
直近では佐伯ラーメンも東京の地で大フィーバを巻き起こしたと聞きました。
こうした取り組みが本来の目的である「地元の盛り上がり」に繋がっていくことを祈ります。
自分自身の活動においても、忙しい中だとつい本来の目的を忘れ、目の前の仕事が目的になって
しまいがちですが、手段の目的化が起こらないように常に目的を意識しつつ日々の業務に励みた
いと思います。
今年一年の終わりを笑顔で迎えられるように、残りわずかですが精進です!